ルミガン(ビマトプロスト)

ルミガンによる色素沈着の原因や対策を解説

ルミガンで色素沈着…原因や対策は?

ルミガンを使うと色素沈着が出現する理由について

まつ毛育毛剤であるルミガンを使用すると、副作用として色素沈着が起こることがあります。

ルミガンの有効成分であるビマトプロストに、メラニン色素を増加させる働きがあることが色素沈着が出現する根本的な原因だと考えられます。

紫外線を浴びすぎたりしてもメラニン色素が増えてシミができることがありますが、ルミガンの使用による色素沈着も同じような原因で起こります。

ルミガンが1回皮膚に付いたくらいでは、色素沈着が起こることはまずありませんが、何度も同じ場所に付着するとその部分に色がついていき黒ずみになります。

日焼けしやすいなどメラニン色素が多い方は少しの量でも色素沈着を起こすことがありますので注意してください。

ルミガンを使用してまぶたや目の周囲に薬液が付着してそのまま残ってしまうと、有効成分ビマトプロストがメラニンを増加させて色素沈着を引き起こします。

色素沈着は、肌のターンオーバーによって古い皮膚が剥がれ落ちていくことで目立たなくなっていきますが、ルミガンの使用に注意していなければ、同じような理由で色素沈着を繰り返すことになります。

色素沈着を予防するルミガンの使い方

ルミガンによる色素沈着を予防するためには、正しいルミガンの塗り方をしっかり理解しておくことが大切です。

まずはルミガンを塗る量が重要です。1回の使用でアプリケーターに滴下するのは1滴だけという用量を守るようにしてください。塗る量が多くなると目の周りの余計な部位にルミガンが付着しやすくなってしまいます。

ルミガンは、専用のアプリケーターもしくは綿棒などを用いて上まつ毛の根本にだけ塗布します。皮膚が薄い下まつ毛には塗らずにまばたきによって薬液を付着させます。

ルミガンの塗布後は、周囲に付着した薬液をティッシュやコットンなどで綺麗に拭き取ります。ルミガンを塗るために使用したアプリケーターなどは、使いまわさずに毎回清潔な新しいものに取り換えてください。

余計な部位に薬液が残らないようにすることで、色素沈着を起こりづらくすることができます。上まつ毛にしかルミガンを塗らないのも目の下の色素沈着を防ぐためです。

色素沈着をより確実に防ぎたい場合には、ルミガンを塗布する前にワセリンをまぶたや目の周囲に塗っておくと、ルミガンが付着してしまうのを防げます。

ワセリンがルミガンを塗るときにマスキングの役割を果たしてくれることで、色素沈着の発現リスクを下げられます。

塗布後にワセリンを拭き取る手間は増えますが、このひと手間で副作用の発生を抑えられると考えれば、実践する価値はあります。

ルミガンを使用して色素沈着が出現した際の対処について

もしも、ルミガンを使用したことで色素沈着が起こってしまったのであれば、ただちにルミガンの使用を中止しましょう。

色素沈着は、自然に治っていく副作用ですが、ルミガンの使用し続けているとメラニンの増加も継続されてしまって新しく色素沈着が起こってしまう可能性があります。

まずは出現してしまった色素沈着を消すことに集中しましょう。

色素沈着が起きてしまっても、通常は肌のターンオーバーによって黒ずみは自然に消えていきます。

ターンオーバーは、28日から56日周期で行われていますが、完全に色素沈着が治るまでは1ヶ月から4ヶ月ほどの期間が必要となることが多くあります。

規則正しい生活や十分な睡眠、栄養のある食事を心がけることで、肌のターンオーバーを助けて黒ずみが消えるのを早くしてくれる可能性があります。

目の周りの血行が悪いとクマやくすみの原因となるので、色素沈着が目立ちやすくなることがあります。マッサージやツボ押しを行って目の周りの血行を良くすることで、色素沈着が目立ってしまうのを防げます。

色素沈着の改善は長い時間が必要となるケースが多くなります。前提として、色素沈着が現れないようにルミガンは正しい使い方を守ってください。

それでも色素沈着の副作用が出現した場合には、規則正しい生活や血行の促進などを行いながら色素沈着が消失するまで待ちましょう。