ルミガン(ビマトプロスト)

ルミガンの眉毛や頭髪の育毛にも効果的?

眉毛や頭髪に対するルミガンの効果

ルミガンは眉毛にも育毛効果がある

細い眉毛や薄い眉毛が嫌だ、眉毛が左右アンバランスでアイブロウで対象にさせるのが大変など、眉毛に悩みがある方は、ルミガンの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

ルミガンはまつ毛を伸ばしたり太くするために使用されていますが、眉毛を濃くする効果も期待できます。ルミガンの有効成分ビマトプロストは、毛根を包んでいる毛包という組織に作用して毛を伸ばす効果を発揮します。

まつ毛も眉毛も毛包から生えていることに変わりはありませんので、理論上はまつ毛と同じように眉毛の成長を促進することが可能です。

ルミガンを眉毛に使用すると、効き目が出始めタイミングがまつ毛に使用した場合と比較して遅くなるかもしれません。なぜなら、眉毛はまつ毛よりも毛周期のサイクルが長いためです。

個人差がありますが、まつ毛の毛周期は3ヶ月程度、眉毛の毛周期は5ヶ月程度と考えられています。

ルミガンは毛周期の成長期を延長することで育毛効果を発揮しますので、成長期に移行するまでの期間が長いと効果が実感できるようになるまでの時間も長くなります。

ルミガンを眉毛に使う際の塗り方について

ルミガンを眉毛に使用する際の基本的な手順は、まつ毛に塗布る際と同じです。洗顔後の清潔な状態の眉毛に、アプリケーターを用いて眉毛の根本に液が付着するように塗っていきます。

ルミガンをアプリケーターに1滴垂らして、アイブロウマスカラやアイブロウパウダーを馴染ませるような感覚で使うと上手く塗布できます。

使用する頻度は1日1回とします。就寝前に使用すると薬液が垂れず眉毛に残って効率的にルミガンを使用できます。

ルミガンを塗る量を多くすれば効果も強くなると思うかもしれませんが、効き目は変わらず副作用のリスクが大きくなるだけですので、用量を守って使用してください。

アプリケーターにルミガンを何滴も垂らしてから塗布すると眉毛以外の場所に付着してしまいます。気持ち少ない程度の薬液を、液だれに気をつけながら、はみださないように塗ってください。

眉毛の周りに薬液がはみ出してしまった場合は、肌トラブルに見舞われてしまうリスクがありますので素早く拭き取ってください。

拭き取らずにそのまま放置してしまうと、そこから毛が生えてきたり、色素沈着を引き起こして肌が黒ずんでしまうケースがあります。

ルミガンは医薬品であることを忘れずに用法・用量をきちんと守って使用することが肝心です。

ルミガンを頭髪の育毛には効かない

まつ毛や眉毛が生えてくるのであれば、ルミガンを頭皮に使えば髪の毛が生えてくるのではと思われがちですが、男性型脱毛症(AGA)や、女性に多くみられるびまん性脱毛症には効果がありません。

脱毛症のガイドラインにおいてもルミガンに含まれている有効成分ビマトプロストは推奨されていません。

本来は点眼薬として使用されているルミガンを頭皮のような広い範囲に使用するには、容量が足りないという問題もあります。ルミガンの内容量は1本3mlですので頭皮に使用するとなると、膨大な本数が必要となり費用も多くかかります。

薄毛の悩みは、それに適した対策方法で解消してください。具体的な方法として、育毛効果が期待できるシャンプーや頭皮のマッサージなどで血行を促進させたり、皮脂の過剰分泌を防ぐために油っこい食事を控えるなどがあります。

AGAには、内服薬や外用薬などの薬物療法も効果的ですので、皮膚科などのAGAを扱う診療科を受診して医師に相談してください。AGA治療薬には、個人輸入で買うことができる種類の薬もあります。