ルミガン(ビマトプロスト)

ルミガンで二重になる理由と危険性と解説

ルミガンを塗ると二重になる理由

ルミガン使用者の一部が二重になったと報告している

ルミガンを使用した方の中には、二重になったと報告している方がいらっしゃいます。本当にルミガンには二重にする効果があるのでしょうか。

まつ毛育毛剤として使用されているルミガンですが、二重にする効果もあれば、より使いたいと思われる方は多くなるでしょう。

ルミガンの添付文書には、二重になる効果や可能性について一切記載されておらず、開発時には二重になる効果があると想定されていなかったことが伺えます。

臨床試験においても、ルミガンを使用したことで二重になったというケースは報告されていません。添付文書だけを見ると、ルミガンには二重にする効果はないように思えます。

しかし、まぶたに変化が起こったという利用者の声は確かに存在しています。インターネットでルミガンを検索してみると、まぶたが二重になったという口コミや体験談が見つけられます。

このことから、本来の効果ではないけれど、人によっては二重になる可能性は捨てきれないと考えられます。

二重になる可能性があるからといって、安易にルミガンを使用することは避けるべきです。添付文書に記載されていないのであれば、二重になるということはイレギュラーであると判断できます。

まずは、なぜ二重になることがあるのか、危険性はないのかといったことを調べる必要があります。

ルミガンの効果から推察できる二重になる理由について

まつ毛育毛剤であるルミガンによって、二重になる方がいらっしゃる理由は、ルミガンの効果から推察できます。

ルミガンは眼圧を下げる効果から緑内障や高眼圧症の治療にも用いられています。この眼圧を下げる効果が、二重になる原因に繋がると考えられます。

目の中の圧力が低下すると、目の周囲がやせて、くぼみができることがあります。目がくぼんでしまうと、今までピンと張っていた皮膚が余ってしまって、二重のような状態になることがあるかもしれません。

ルミガンを使用してまぶたがくぼむ場合は、眼瞼溝深化という副作用の可能性があります。眼瞼溝深は発現するとルミガンの使用を中止しなければいけないケースもある重大な副作用です。

一重をどうにかしたいという方にとっては、二重になるのは嬉しい影響かと思いますが、ルミガンによって目がくぼんだり皮膚が余ったりすると、無視できないトラブルに発展することがあります。

まつ毛の育毛作用を目的にして、用法・用量を守って使用する分には問題ありませんが、安全性が確立していない使い方は思わぬ副作用を起こしてしまうかもしれません。

ルミガンを二重を目的に使用するのはNG

二重になるためにルミガンを使用するのはおすすめできません。ルミガンは二重になる効果を目的に開発された医薬品ではなく、二重になるために使用した場合の安全性について検討されていません。

二重にすることを目的としてルミガンを使用しても、まぶたに期待するような変化が起こる可能性は低いと考えられます。安全性が確立されていない使い方は、予期しない副作用が現れるおそれがありますのでやめましょう。

二重になるためにルミガンを使用したいと考えているならば極めてリスキーであるため避けた方が賢明です。

ルミガンを使用して二重になる理由と考えられる眼瞼溝深化は、海外の臨床試験において541例中1例にみられた極めてまれな副作用です。ルミガンを使用しても都合よく二重になることはまずないでしょう。

ルミガンを使用する過程でまぶたにくぼみができるなどの変化があり、一重から二重になったと感じても副作用の影響による可能性が高いため、結局は医師に相談したりと対処しなければいけなくなります。

ルミガンを使用するのは、まつ毛を育毛したい場合と緑内障や王眼圧症を治療したい場合だけにしてください。